気候

統営地域の気候は年中東海暖流の影響を大きく受けめ海洋性気候であります。 世界最大の暖流の一つであるクロシオ(黒潮)の支流が統営海域を過ぎて東海へ北上する時、 この東海暖流の影響で韓国の陸地部の中でももっとも気温が高く、 年平均気温14℃内外で、 年平均気温較差も全国でとても少ない所であります。 一番寒い1月の平均気温が2.5℃内外で、 一番暑い8月の平均気温も25~26℃程度ですので、 冬と夏の気温差が少なく、 特に島嶼地方は海の影響で日較差が陸地より少ないのです。

気温

(単位:℃)

気温。最高極値、平均、最低極値

気温(単位:℃)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高極値 14.0 13.5 19.6 24.0 29.4 30.2 33.6 34.2 29.8 26.1 21.9 16.4
平均 3.9 4.8 8.6 13.2 18.0 20.5 23.9 25.4 21.8 17.5 13.1 7.4
最低極値 -5.1 -6.7 -3.7 6.2 9.3 13.0 17.6 20.3 15.2 6.0 7.0 -3.3

降水量

(単位:㎜)

降水量。2015、2014

降水量(単位:㎜)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 13.1 42.5 177.7 107.1 142.5 67.3 193.1 589.4 108.8 168.3 66.2 21.1
2015年 60.8 57.1 101.4 301.0 160.1 85.8 180.9 171.4 123.0 73.8 97.2 51.3

降水

「降水」というのは雨・雪・雹等 地上に降ってくる水の総量で、 「降雨」というのは'雨'だけを言います。 統営地方は全国3代降雨地域の一つの[南海岸多雨地域]であります。 梅雨前線と台風の影響を大きく受けて一時的に多量の雨が降る豪雨性降雨が特性とも言えま。

台風の影響

統営は位置上、 韓国で台風の被害が一番大きい所であります。 その中でも、 1959年9月16日(陰暦8月15日秋夕)の朝強襲した台風サラ号(当年第14号、 905㎜b)の被害は実に夥しいでした。 当日の嵐と津波による全国の被害は、 財産被害額1,290億ウォン、 罹災民25万5千人、 死亡者750人、 怪我人2,200人、 建物破壊12万1千棟、 船舶被害6,600隻(完全破壊3,300隻)もあり、 その莫大な被害の大部分が統営でのことでありました。 当時の極めた惨状を鑑として台風に対する対策を常に備えております。

しかし、 台風がいつも大きな被害だけを与えるのではありません。 中心圏から外れた影響圏に入ると充分な降雨で農業に大きな得になる場合も多いですし、 海底掃除の機能があり沿岸養殖業や沿近海漁業に役に立つこともあります。



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